甘栗の雨暮らし

第2回 Ubuntuサーバーの初期設定

カテゴリ:Ubuntuサーバー

作成日:2022年7月5日12:33

更新日:2022年7月11日12:34

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パッケージの更新

パッケージのリポジトリからインストール可能なパッケージ一覧を更新します。

$ sudo apt update

更新したパッケージ一覧を元にパッケージを更新します。

$ sudo apt upgrade

ufwの設定

さくらvpsサーバーでは、デフォルトで22番ポートが使用できるため、コンソールでufwを起動しなくてもリモートログインが出来ます。ufwを起動します。

$ sudo ufw enable

22番が空いてないこともあります。ufwで22番ポートを開けましょう。

$ sudo ufw allow 22

日本語環境の設定

日本語パックをインストールします。

$ sudo apt -y install language-pack-ja-base language-pack-ja ibus-mozc

日本語への設定

$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"

設定が反映されているか確認します。

$ sudo localectl

以下のように表示されることを確認します。

System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=ja_JP:ja
VC Keymap: n/a
X11 Layout: jp,jp
X11 Model: pc105

vimのインストール

テキストエディタとしてvimをインストールします。

$ sudo apt-get install vim

このままだと日本語が文字化けするので、変更を加えます。

$ vim ~/.vimrc

set encoding=utf-8
set fileencodings=utf-8,latin1

ログイン方式の変更

ログインの認証方式と使用するポートを変更します。

初期のログイン方法は「パスワード認証方式」で、最初に自分で設定したパスワードでログインします。この方式では、第三者がパスワードを知ることができればログイン出来てしまうので、「公開鍵認証方式」でログインするようにします。

ローカルホストで秘密鍵と公開鍵を作成します。

オプションを付けないと、デフォルトで「RSA鍵」を作成します。

ssh-keygen

鍵の保存場所を聞かれます。こだわりがない限り、デフォルトのままで良いと思います。そのまま「Enter(↩︎)」。

Enter file in which to save the key (~/.ssh/id_rsa):

鍵認証する際のパスフレーズを決めます。

Enter passphrase (empty for no passphrase):

パスフレーズをリタイプします。

Enter same passphrase again:

これで鍵が作成されます。上が「秘密鍵」、下が「公開鍵」です。「秘密鍵」は絶対に公開してはいけません。

Your identification has been saved in ~/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in ~/.ssh/id_rsa.pub.

作成した「公開鍵」をリモートホストに渡します。

ssh-copy-id -i 公開鍵のパス ユーザ名@IPアドレス

リモートホストにログインして確認します。

鍵のパスフレーズを聞かれればOKです。

公開鍵のパーミッションを変更します。

cd ~/.ssh
chmod 600 authorized_keys

sshの使用するポートをデフォルトの22番から任意のポートに変更しておきます。ポートは0~65535までありますが、0~1023まではウェルノウンポートという、既に決められていることが多いので、1024~65535の中から使いましょう。

使用したいポートが既に使われていないか確認します。

$ sudo lsof -i:使用したいポート番号

加えて、「パスワード認証方式」が出来ないように設定します。

$ sudo vim /etc/ssh/sshd_config

15行目を変更。

Port 使用するポート番号

58行目を変更。

PasswordAuthentication no

使用するポートをufwで許可します。

$ sudo ufw allow 使用するポート番号

設定ファイルを再読み込みする。

sudo systemctl reload sshd.service

exitしてから再びログインできればOKです!お疲れ様でした。

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甘栗

某国立大の理系大学生。このサイトは気が向いたら備忘録として更新する感じだよ!
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